ヅカ以外の舞台も観るんですよ。

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今日は、ヅカ以外の舞台の感想をお届けします。

【魔都夜曲】

ヅカばかり観てると、音感がおかしくなるので、
時々、こういった作品も観るようにしてます。

とはいえ、目当ては3年前に退団した壮一帆(えりたん)さん。
元雪組トップスターです。

川島芳子役で好演してました。

妖艶なチャイナドレス姿、凛々しい軍服姿、
どれも流石の着こなしだったのですが、
とりわけ色気が漂うスーツ姿は、
現役時代のヒット作シャルウィダンスを彷彿させて、
ちょっと涙出たわ。

あれから3年経ったのに、
何も変わらず輝いてるえりたんが、
素敵だったなあ。

開演前から、劇中のジャズクラブの中という演出で、
歌手役の夢子(現在は夢乃さんだったかな?)が、
美声を披露してたわ。

元劇団四季の俳優なんですよね。
夢子のアイーダ好きだった。
夢子のポリーもなぜか名古屋まで観に行ったよね?
あとはキャッツのグリルドボーンなんかも見たかな?

アイーダなんか、東京で母も連れて行ったしね。
久しぶりに会えて良かったわ。

相変わらず美声で、歌が上手いね。
どうも、歌の上手さには段階があって、
とりあえず、美声で音程が正確だと、
超歌が上手いというレベルになるのが、
タカラヅカなんだけど、
こういった外部の舞台には、
更に上、歌手レベルの歌の上手い人が、
沢山居るものです。

歌手とミュージカル俳優さんは、
ちょっと違うんだよね。

歌手はとことん歌が上手い人。
ミュージカル俳優さんは芝居歌が上手い人。

でもね、その両方を持ってる人も居るのよね。

夢子は両方持ってるなって思ったわ。

夢子の彼氏役が、松下洸平さん。
松下さんの舞台で、震える程感動したのは、
「スリルミー」という舞台。
ゲイのカップルが殺人して、刑務所に入る話。
相手役(笑)の柿澤勇人さんとのペアが素晴らしかったわね。

今回は、相手が夢子で、
年の差大きすぎじゃん!
って思ったわ。
ここは、万里生が良かったな。
ピアノも弾けるし。

そしてイケメンの小西遼生さん
この人ってば、本当に凄い人だと思ったわ。

まずね、長身のイケメンなの。
そして美声。
セリフの声が美声。

声は役者の命だから、
小西さんは、素晴らしい命を持ってるわ。

そして、超動ける。
熱い芝居。
イケメン。
漂う色気。
透き通る歌声。
イケメン。

チーチャンという中国人の役で、
一番萌えたのは、
阿片吸って、ラリってるところでしたね。
なんか妖しい雰囲気が、とても良くて。
感動したわ。

他の俳優さんも芝居の上手い方ばかりで、
ああ、セリフってこうやって、
キャッチボールしていくものなのか!
って改めて気が付いたわ。

やっぱり、美人集団のタカラヅカは、
この辺りの重厚感が無いのね。

でも、しょうがないのよね。
キャリアを積んで来ても、
だいたい10年位でほぼ辞めちゃうんだもん。
やっぱり、長年キャリアを積んできた俳優さんは、
凄いなって思う。

【座頭市】

海老蔵さん発案の、歌舞伎の新しい形。

Tシャツ、スウェットで刀を手に舞台に浮かび上がった海老蔵さんは、
本水の中で殺陣を披露。

その後捌けることなく、舞台上での早変わり。

客席から、寺島しのぶさん扮する薄霧太夫が練り歩いて来て、
早着替えが終わり、座頭市に扮した海老蔵さんとすれ違う所から物語が始まる。

内容的には、お尋ね者の座頭市と、
薄幸な女、薄霧太夫の出会いと、
座頭市の宿命により、別れる。
という、まあありきたりな話。

これといった話の流れもほとんどなく、
緩い演出と、行間の多い台本。
間を海老蔵の持ち味「荒事(あらごと)」で埋める。

寺島さんは、太夫とめくらの奉公人の二役をしていて、
二幕冒頭の早着替えは素晴らしかった。

早着替えは、当然まわりの力あってのことだけど、
演じ分けは本人の力量。
さすがの女優魂を感じましたね。

海老蔵さんの真骨頂は、ゴリゴリの古典歌舞伎だなと、
あらためて確認した感じでした。

根が真面目な海老蔵さんは、
ああいった、アドリブ満載な芝居は難しい。
型が決まった古典歌舞伎の中で、
海老蔵さん本来の力が発揮される気がしました。

改めて、型が決まった中で、
あれだけ輝ける海老蔵さんの素晴らしさを確認。

今回は、自由度が高すぎて、
エネルギーが散漫になってる気がしました。

もちろん、見ているこちら側の問題もあるんですけどね。

観客の集中力を一身に受けて、
100倍にして返してくるような、
そんな海老蔵さんの古典歌舞伎を一度体験してしまうと、
今回の様な作品は、
本来の力の予告編というか、
ちょっとしたサンプルに思えてしまう。

ところどころ、固まった演出の部分では、
海老蔵さん本来の力の片鱗を感じ、
ワクワクしたけれども。

劇団新感線の舞台の印象に近い作品だったかな。

だから、主演が古田新ならOKなんですよ。
「乱鶯」みたいな話だったしな。
いや乱鶯は、もっと内容あったね。

海老蔵さんでやるなら、もっと歌舞伎に寄せた方が、
良かったのでは?
そして海老蔵さん以外でやるなら、誰が良いかな?
と考えてましたが、
勘三郎さんが生きてたら、最高だっただろうな。
と、思ったところで、それ以上の人が出てこなくなってしまいました。
現代劇の軽妙さと、歌舞伎の重厚感のバランスが良い役者さん。

なかなか居ないですね。

「めくら」の反対語が「めあき」だと、
初めて知ったのは収穫でしたけど。
目暗
目明

なるほどね。

片目の少女を襲ったジャガーが、
過去の記憶を思い出し、
他のジャガーから少女を守り片目を負傷。
残った目を、少女に託して死んでいったジャガー。

死んだ魂が、一人、過去の記憶の中をさまよい、
そして光に包まれて昇天していく。
ショパンノクターンのピアノ曲で、
一人舞台で踊る朝夏様は、
大変神々しかった。

ラスト、照明が朝夏様に集まり消えていく瞬間が、
美しかった。

男役としての朝夏様が消える瞬間、見れますように。
(願掛け)

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