どど飲み話1 天井に穴をあけた男

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暫くネタが無くなるまで、書いてみようと思う。

どどさんが365日中300日、

飲み会の日々を送ってた頃の話を。

どどさんは、結婚するまで実家に暮らしていた。

そのため、給料の一部を親にあげたら、

あとは、自由だ。

使って良いのだ。

毎日の様に居酒屋へ行っていた。

色んな面白い話があるので、

例の小説風に書いて行きますねえ。

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いつもの様に、職場の近くの居酒屋で飲んでいた時の事、

同僚のアキラが、

生ビールを吹き出す勢いで話し出した。

「この前、あそこの地下にあるスナック行ったんすよ。」

地下のスナックとは、カラオケボックスが普及する前から、

営業しているカラオケスナックの事で、

ちょっとしたステージがある、古い店の事である。

「ミツルさんが、いつもの様にノリノリで歌ってたんですけどね、

あ、吉川晃司の歌ですよ。

それが、コンサートの映像使ってるヤツでね。」

「ああ、いつものヤツね。(笑)」

「そう、いつもの!

ミツルさんね、ちょっと飲んでから行ったから、

相当、イってたんですよ。」

「うえーーーなんかやらかしたの??」

「やらかしたなんてもんじゃ無いですよ。

何したと思います?」

「その辺のもの壊したとか?

ほら、この前も小上がりの壁壊してたよ(笑)」

「あ、ちょっと惜しい。」

「え?機械壊したの?」

「いや、実は、天井に穴をあけたんですよ、

しかも頭突きで!」

「(爆笑)」

ビールが気管に入って、せき込むほど笑ってしまった。

事実としては、

コンサートの映像の中で、

吉川がアンプを踏み台にして、

ジャンプをしていたそうなんだけど、

それを真似してやったら、

天井に激突してミツルが垂直に落ちたのだった。

そう、古いビルの地下にあるスナックは、

天井が低いのだ。

なのに、小さいながらもステージを作っていた為、

さらに天井までの距離が短い。

そして悪い事に、その店にも、

アンプなのか?スピーカーなのか?

ちょっとした踏み台になりそうな箱が

目の前にあったのだった。

酔っぱらったミツルは、天井までの距離など考えずに、

パッションで飛んだに違いない。

しかし、酔っぱらいのジャンプ力で、

天井に穴があくとは!

ちょっとボロすぎないか?と、

アキラと話し合ってた所、

問題のミツルが遅れてやって来た。

「お疲れ!今、ミツルの話で盛り上がってたよ!」

「なんだよ、俺の話って!」

「いや、お前の武勇伝だよ!!(ニヤニヤ)」

「え?なんの事?」

「お前、とうとうやっちまったらしいな!」

「え?なに??」

「天井破りとは、流石です!(拍手)」

「え。あーーーあーーーあれな!」

「そう、そのあれです。」

早速聞き込み調査。

ミツルってば、酔っぱらってて記憶があいまいで、

そんな話も爆笑で、盛り上がった。

そして、暫く飲んだ後、

アキラが、

「じゃあ、検証に行きますか?その天井を!」

「おう!行こうぜ!!」

「えーちょっと待ってよ、大丈夫かな?

店のママ怒ってるかも知れないじゃん」

「んじゃ尚更、行こうぜ(笑)

謝ろう(笑)」

「クッソ、面白がりやがって。

俺はな、次の日、なんで頭が痛いが解らなかったんだぞ!」

ブツブツ言ってるミツルを無視して、

いざ二次会へ。

飲んでた居酒屋からは、5分で到着したスナック。

初老のママがニッコリ笑って出迎えてくれた。

「先日は、どうもすいませんでした」

なんだか、急に真面目に謝るミツルが面白い。

「頭大丈夫だった?」

ママは、怒るどころか、ミツルの心配をしていた。

しかし、穴があいた天井は、

修理するわけでもなく、そのままになっていた。

お店の経営状態も、ちょっと心配になる感じだった。

ミツルも初めは遠慮していたが、

アキラの取り計らいで、

「じゃあ、いつものよろしく!」

という訳で、その日も吉川晃司を熱唱したミツルだった。

そんなミツルは、

ある居酒屋の小上がりの壁にしつらえてあった、

飾りの障子に手をかけて立ち上がろうとして、

枠を外してしまった武勇伝もあるのだ。

その時は、居酒屋の主人に金づちを借りて、

自分で修理していた。

壊したのはミツルなんだけど、

直してくれたから、店のご主人がとても感謝していて、

丸く収まるのが凄いなと思った。

そんなミツルは風の噂によると、

未だに独身だそうだ(爆)

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