どど飲み話9 クソババアを連呼するパイセン

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ダブルブッキングな女「リサ」を覚えてますか?

どど飲み話7 ダブルブッキングな女
学生時代からの友人リサは、 昔から、飲み会をダブルブッキングする、不可解な女だ。 ダブルブッキングというと、 どちらか...

ダブルブッキングな女リサのお父さんも、

ダブルブッキングな人なのかも知れない。

リサのお父さんの地元の居酒屋常連仲間が、

なかなか濃い面子なのだが、

その中でも特にどどさんの人生に影響を与えてくれたのが、

スズキさんだと思う。

スズキさんは、何の仕事をしているのか、

イマイチ解らないけど、

借金で倒産した会社に、

管財人として入り、

債権者との仲裁をするような仕事だったと思う。

二束三文にしかならない、大量の株券を売りさばいたり、

お金になりそうなものを、

持ってきては、売りさばいたり。

まあ、良く解らないけど、そんな仕事の人なのだ。

スズキさんはお稼ぎの為、

豪邸に住んでいるのだが、

嫁の母親と同居していて、

その年老いた母親を、

「クソババア」と言う呼び名にしていた。

年の頃60前後と思われるスズキさんだが、

全くオトナゲないのだ。

ある日、リサに呼ばれていつもの様に、

リサの地元の居酒屋に行くと、

リサの両親と、一緒にスズキさんは居た。

初めましてという挨拶もそこそこに、

すぐに打ち解けるのは、

リサマジックなのか?

リサパパマジックなのか?

さすがダブルブッキングファミリーと言うべきか、

そこに付き合えるスキルを持った人達の集団とも言えるのでは?

どどさんも含めて・・・

なんでも境界線無く、付き合う家族なのが、

リサの家族の良い所。

と、いう事にしておこう。

リサパパが、

「スズキさん、車買ったんだってよ!」

と、言うので、

社交辞令で、

「何買ったの?」

と、聞いてみたのだ。

ええ、社交辞令ね。

どどさん、車なんか自転車と同じ感覚だから、

ただの乗り物。

移動の手段。

高級だろうが、何だろうが、

あまり興味がないため、

車種とか聞いても、すぐに忘れる。

スズキさんは確かBMWを買ったんだと記憶している。

そして驚くことに、

スズキさん自身も、BMWという所は、

どうでも良かったのだ。

「俺はさ、クソババアを絶対に乗せたくないのよ。

だから、2シーターのクーペにしたんだ」

ああ、世の中にこんなに自分の気持ちに正直に生きている人が居るのか!

と、目から鱗が落ちましたね。

ご高齢のクソババアを移動するときに、

運転手にならない為に、

クーペを買うとか・・・

車には興味がないけど、

セダンよりクーペの方が高いって事くらいは知ってる。

スズキさんの執念を感じたのと同時に、

こんな年寄りになるべきだなと思った。

スズキさんの話は、最終的にクソババアの悪口で終わるのだが、

「ほんと、クソババアなんだよ。」

というキメ文句が随所に光り、

聞いてるコチラがスッキリするような勢い。

あまりにクソババアを連呼するので、

「間違えて本人に言っちゃう時無いですか?」

と、聞いてみたんだよね。

「え?いつもクソババアって言ってるよ。」

本当に予想の斜め上だ。

そんな破天荒な所が、とても魅力的なオッサンだと思った。

その後、スズキさんに会うと、

「お宅のクソババアは元気ですか?」

と、聞くのが定番だった。

その度に、顔をしかめて、

「それがクソババア、死なねえんだよ!」

と、残念そうにいう所も、

どどさん的には大好物。

そんなスズキさんと、いつも一緒に居る、

リサパパの友人ミナトさんもまた、

「クソババア」を割と連呼する人だった。

ミナトさんの「クソババア」は、自分の嫁の事。

なんと、ミナトさんは離婚もせず、

別居して約15年という、

なかなかの強者だった。

ミナトさんのクソババアは、なぜ離婚しないのか?

全く謎ではあったが、

別居状態のミナトさんの凄い所は、

ちゃんと、家族を養いつつ、

愛人を作ってるところだった。

ミナトさんのその頃の愛人は、韓国人で、

毎月、愛人に御手当てを50万円渡しているとか?

そんな、とんでもない話を沢山聞いた(笑)

そしてこの二人は、いつもクソババアの話をしていた。

スズキさんがクソババアをこき下ろせば、

ミナトさんが、

「ウチのなんか、それでいて若いんだから、

性質が悪いよな。

スズキさんとこのクソババアはそのうち死ぬけど、

ウチのは、俺より長生きするぜ!」

「何言ってんだよ。

ウチのクソババアは、妖怪だから死なないよ」

という流れで、

クソババアへのエンドレスなディスり大会が、

傍から見てると大爆笑なコントに思えた。

そう、「思えた」のだが、

それから数年後、どどさんにもクソババアが降臨し、

スズキさんや、ミナトさんの事が少し解るようになった。

ええ、本人いたって真面目にディスってます。

お笑い要素ゼロですよ。

むしろ、心にしまい切れない苦しみを、

あえて吐露できる、

まるでパラダイスの様な空間だったのが、

クソババアに悩む仲間が集う居酒屋だったのだ。

今こそ、スズキさんとミナトさんと、

クソババアについて語り明かしたいが、

流石にスズキさんのクソババアは生きてないと思うし、

ミナトさんのクソババアも、

息子から

「いい加減別れろよ!俺が面倒見てやるから!」

という、落し文句に、

約20年間の別居婚を解消したという。

依存心の強い女は、

別の宿主を見つけたら、

そちらに移動するのだ。

ヤドカリみたいなものだな・・・・・

そして、スズキさんは、今は中国人の女性と事実婚状態だ。

向こうのご両親ともすっかり打ち解けている。

その中国人の彼女は、恐ろしく出来る女で、

中国人が嫌いだと言うのがなかなか興味深い。

しかし、この二人が居たおかげで、

どどさんは、クソババアにそれほど悩む事も無く、

生きている。

人間、やりたいと思った事はやって良いし、

やりたくない事は、やらなくて良いんだ。

自分に正直に生きる事、

自分を騙さず常に向き合う事。

それが強さの秘訣だから。

残り7日間、朝夏まなと様と向き合って生きるわ。

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