久美子に乾杯(完敗)「神々の土地」大劇場千秋楽

昨日は、私の大好きな朝夏まなと様のサヨナラ公演、

千秋楽でした。

 

かねてより、苦手な上田久美子先生の作品という事で、

初日から、緊張しながら観て居たのですけど、

ここへきて、思っても無い感動が湧きあがって来るほど、

好きな作品になりました。

 

物語は、帝政ロシアの滅亡への序章を描いた作品なので、

若干暗いのですが、タカラヅカ要素満載で、

素敵な作品になりました。

 

「すべては この大地だけが憶えているだろう」

 

なんだよ、ポスターにヒント書いてあったんだな。(笑)

 

 

**どどさん的あらすじ**

 

朝夏様演じるドミトリーが、

叔父の家に居候しているのだけど、

叔父は、皇帝をテロリストから守る為、

身を挺して死亡。

未亡人となったイリナへの愛を心に秘めつつ、

皇帝についてる怪僧ラスプーチンの暗殺に手を染める。

長年続いた帝政ロシアは終焉し、

ドミトリーは、出兵先で革命を知り、生き残る。

イリナは、ロマノフの誇りを守り、

亡命を断り、投獄され、やがて死亡した。

 

公式のあらすじ

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/kamigaminotochi/info.html#intro

 

皇帝についてるラスプーチンを暗殺しようと思ったのは、

皇帝と貴族の間を隔てている思想の違いを、

その思想を吹き込んで居る張本人である、

ラスプーチンを消してしまって、皇帝を引きづり下し、

クーデターを企てようと考える、

貴族側の思惑から。

 

ドミトリーはそれには反対していたのだが、

市民の暴動が高まり、

愛するイリナが殺されそうになったり、

市民と恋人同士だった親友は、

自分の手で恋人を打ち殺す羽目になったり。

 

そんな不幸を目の当たりにして、

自分がやりたい事、

そして愛する人を守りたいという気持ちに突き動かされ、

暗殺の首謀者になったのだった。

 

しかし、皇帝の娘であり、婚約者であるオリガが、

密告し、クーデターは失敗に終わる。

 

祖国を追われ、愛する人も守れなかったドミトリーだけど、

ラストシーン「神々の土地」で、

イリナと再会するというロマンティックな終わり方なのが、

とても良かった。

 

「神々の土地」とは、

ロシアの大地は、誰のものでも無く、

そこに住む人々と、そこで住んだ人々の魂の還る場所。

そこでは、皇族も貴族も、そして農夫も、

同じフィールドで、生き生きと踊ってる。

魂の平等さを視覚的に見せる、素敵な演出だったし、

そこでは、誰も背負うものや、しがらみも無く、

自由に生きれる。

 

そこで、ようやく出会えたドミトリーとイリナという。

ラストシーンの美しさが際立ってたわ。

この時の朝夏様の表情がね、

解脱してたわ。

トップスターの重責を果たした末の、

解脱。

なんだか魂が洗われましたね。

 

トップスターさんの退団となると、

ラストシーンは一人という事が多いので、

相手役のうらら様も一緒のラストで良かったのよね。

 

ラストの歌の歌詞が結構泣けるのよ。

 

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果て無き大地は黙り込んだまま

凍てつく土は物言わずただ雪を抱いて眠る

別れの言葉 聞くが良い

吹く風だけが 果ての無い荒野を

どこまでも旅する

帰らぬ大地にやがて来る春は

誰も見た事の無いような

素晴らしい春だろう

 

見渡す限りの花咲く大地よ

お前に託そう この愛

草よ風よ 歌えよ

ここに残す我が想いよ

 

****************************

 

昨日の千秋楽マインドで聞くとね、

この大劇場に、朝夏様の想いを残して行くから、

後は宙組の皆、頼んだよ!

的に聞こえて来ちゃって、

驚くほどの号泣よ。

 

このあと、出演者の方達が沢山出てきて、

踊って去って行くのよね。

色んな人生が交差していく中で、

イリナは姉である皇后アレクサンドラに出会うんだけど、

能面の様な顔で、いつも強張った表情のアレクサンドラが、

まるで少女の様な微笑みで、

「イレーネ(イリナ)!」って走り寄るところとか、

おかしい位泣けたわよね。

 

そして、ラスト朝夏様がイリナと出会い、

盆が回って、あゆみ寄って行くところの影ソロの歌詞が、

 

「あの日に生きた場所だけ、覚えて居るこの愛を。」

 

朝夏様を愛した日々は、この大劇場が覚えて居る。

って事よね。

 

もしも、久美子先生がここまで計算して、

サヨナラ公演の演目を考えて、

この歌詞を当てて来てたとしたら、

マジで完敗だし、乾杯なのよ。

 

私は、朝夏様の人を愛する芝居が大好きで、

特に、今回の様に、表立っては思いを伝えてないけど、

瞳から愛が溢れてるという芝居が大好物。

なので、観たかった朝夏様オンパレードなわけよ。

 

そこに、サーベル持たせて、踊らせたり、

立ち回りがあったり、

うらら様とのデュエットダンスも沢山あるし。

なんか、最高すぎたわ。

 

あと、自分の意志とは反して、

悪の道に手を染める設定も大好物なので、

ラスプーチンとの死闘へ向かう、

本舞台から銀橋にかけての表情とか、

床を転げ回ってジタバタしたい位大好きなのよね。

 

本当に、大好きな朝夏様が詰まってて、

なんだか幸せだったわ。

 

でもほんと、もう大劇場で観れないとか、

死にそうだったわ。

 

朝夏様が、広い宝塚大劇場のスポットライトを浴びてるのを見るのが、

本当に大好きだったので、

私のヅカ人生ここで終了でも良いかな?

って思うほどだった。

 

でも、来週は星組行くし、

来月は、ディナーショーと東京遠征。

結構忙しかった(笑)

 

ヅカオタってそんなもんよね。

死にそうになったり、生き帰ったりするのよ。

 

昨日は横浜から遠征で来たマダムと

お話しさせて貰ったけど、

朝夏様が、健康法だから、

退団したら、急に病気になりそうだわ。

って事でまとまりました。

突然老け込みそうよね、って。(笑)

 

次に誰を応援しようかな?とか、

今は全然考えて無いそうだけど、

そんなの、私だって考えて無いわ。

 

でも、私は以前、大好きだった俳優さんが、

知らない間に引退してたショックを乗り越えた経験から、

ご贔屓はそこらじゅうに沢山作ることに決めてるので、

現在も、各組にそこそこのご贔屓さんが居るのよ(笑)

 

これが、危機管理能力なのよね。(爆)

 

ツッコミどころ満載で、終わらせて頂きますね(笑)

 

 

 

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