朝夏まなとサヨナラショーの感想

毎度おつきあい、ありがとうございます。

一部のオタクにしか喜ばれない内容でお届けしております。

 

タカラヅカのトップスターは、

退団するときに、サヨナラショーという、

特別カーテンコールを実施するのですが、

前楽と千秋楽だけの2回だけの為に、

かなり凝った構成で行うんですよ。

 

朝夏様は、主にトップスターになってからの演目からのチョイスでしたね。

 

 

王家に捧ぐ歌「エジプトは領地を広げている」

 

ラダメスの衣装とカツラで、

本公演さながらに登場。

朝夏様が初新人公演主演を務めた、

「マラケシュ」の曲が二小節だけ流れて始まったのが、

なかなかに鳥肌ものでした。

そして、歌が進化していて感無量。

 

VIVA FESTA !! テーマ曲

朝夏様の衣装替えのつなぎで、

愛月さんが、退団者4名の美女を従えて銀橋で。

 

よさこいソーラン節

カッコいい男役群舞も客席降りも全部再現。

途中で早着替えで愛ちゃんも参加したのが嬉しかった。

真風さんパートのソーラン節で、朝夏様はまたお着替え。

 

黒燕尾姿で、TOP HATより「Cheek to Cheek」を、

うらら様以外の退団者3名と。

それぞれ、朝夏様との絡みもあって、

とても良かったわ。

朝夏様が美女に囲まれてるのが素晴らしい。

トップ娘役じゃないと、

なかなかトップスターさんと絡む事が無いので、

3人とも、凄く良かったんじゃないかな?

きっとファンの方々も物凄く喜んだと思うし、

親とか親戚だったら、朝夏様に手を合わせるわね。

 

歌いだしの「Heaven」の初めの「へ」がちょっと裏返るのよ。

そこが、公演当初と一緒で、

走馬灯の様に思い出されて、

泣いたわ。

あの頃から、もう一度やり直したい。

あの頃からもっと全力で応援してれば良かったな。

そして、やはり、朝夏様に一番お似合いの役だったなと、

改めて感じたわ。

 

そのあと、うらら様と「翼ある人々」のデュエダン。

これも素晴らしかった。

瞬間的にヨハネスになるのが凄い。

あの公演で観た、朝夏様の大粒の涙が思い出されて、

胸がキュンとなったわ。

 

そして暗転前に、向かい合ってたうらら様が消えて、

暗転後、真風さんにチェンジしてたのが面白かった。

そこからメランコリックジゴロのナンバー

「幸せの夢」

本当に大好きだったから、楽しかった。

真風さんもスタン役大好きなんじゃないかな?って思うわ。

朝夏様のダニエルも本当に最高だった。

 

そして、せいこさんの爆笑キャラ、

王妃の館の早見君が、

「北白川先生!頼まれてた水です!!」

って登場。

水を渡すだけの為に、早見君になってたのは楽しかった。

 

王妃の館「セ・パリ!セ・ラ・ヴィ!」

突然、北白川先生になる朝夏様が楽しい。

エリザベートで封印していた笑顔が炸裂してて、

楽しい公演だったなあ。

 

そこから、エリザベート「最後のダンス」

ほぼ後ろ姿で大階段を登りながら歌ってて、

表情が見えないけど、背中からトート様が降臨してた。

大階段の真ん中で、振り返りサビの部分を熱唱してて、

本当に、歌が上手くなってるし、

最後まで進化し続けてて、本当に素晴らしいなって思った。

 

途中でかける君をはじめとするトートダンサーも出てきて良かったのに。

 

退団者4人で「Loving Eyes」

まやちゃんがずんちゃん

ありさちゃんが愛ちゃんとデュエットダンスしてて、

何か感動したわ。

同期同士で踊るって良い事ね。

 

ラストは、シェイクスピアの「Will in the world」

今まで観た事の無い位の開襟の深い衣装だったわ。

(視点がオカシイ)

中身見えそうだったので、必死で観たけど、

見えなかったな。

(行動もオカシイ)

 

この世界は一つの劇場

人は誰もが皆役者

 

良い歌詞なのよね。

 

あまりに素晴らしいサヨナラショーだったわ。

 

なんかね、本当に寂しくて、

寂しくて。

 

ああ、朝夏様を大劇場で観れなくなるとか、

嘘みたいな話だなって思ったわ。

 

そして最後の挨拶。

大階段を下りて来た朝夏様は、

黒燕尾姿だった。

 

赤いバラの花束を、

真風さんと同期の星組トップスター紅さんから貰い、

退団の挨拶。

 

 

挨拶の中で、

「人として成長出来ました」

という話があってね。

 

どどさんは人として成長出来てるのかな?

ってちょっと考えさせられちゃった。

 

朝夏様は、舞台人として、

日々研鑚していく中で、

人間的な成長も忘れて無かったんだなと、

とても感動しましたね。

 

この辺りが、その辺の自己啓発セミナーに行くなら、

タカラヅカのトップスターの話を聞け!

というどどさんの格言に繋がるんだけど。

(割としょっちゅう言ってるけど、

ブログに書いたのは初めてだったかな?)

 

お別れの歌は、

「Foreverタカラヅカ」

 

この歌は、ヅカ的には鉄板な歌なんだけど、

鉄板だからこそ、最後に歌って欲しい曲でもあるんだよね。

最後の最後まで、どどさんの夢を叶えてくれた、

朝夏様があまりに有難すぎて、

嗚咽しながら聞いてましたね。

 

そしてサヨナラパレード。

伝統の袴姿で登場。

これ見ると、「終わり」を感じるのよ。

 

どの写真も可愛い笑顔だわ。

本当に朝夏様は、

ただの美人だから、男役辞めたら、

すぐに結婚しちゃいそう。

っていつも思ってる。

袴に挟んでるのは、

「朝夏まなと」と書かれた、着登板。

 

もう、大劇場の舞台に立つことが無いと言う証。

トップスターの退団は、

大輪の花が散って行くのではなく、

咲き誇る満開の花の記憶だけが薄れて行くような、

そんな幸せな記憶を、思い出す悲しさなんです。

まさに「夢」なんですね。

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