ミュージカル大好きなどどさんですが、
もう、二度と観たくないのが、
「ミスサイゴン」です。
ベトナム戦争の話なんだけどね。
もう、涙の湖に溺れる感じのミュージカルよ。
かなり有名な作品だし、
一度は見てみたいと、
足を運んだ数年前。
どういうわけだか、年末のことでした。
クリスマスも終わり、
街は、一気にお正月へとなだれ込もうとしていた、
そんな時に、
一人そそくさと、ミスサイゴンに出かけたのだ。
あまりの悲しみに、
その時のキャストはあまり覚えていない。
笹本玲奈さんだったかな?
キムは。
皆さんもよくご存知のミュージカルだとは思うけど、
簡単に説明すると・・・
ベトナム戦争で、家も家族も失ったキムが、
職を求めて都会へ出てきたのね。
そこにある仕事といえば、娼館くらいなもので、
キムは、よくわからずに働くことに・・・
そこで初めて取った客がアメリカ兵のクリスで、
二人は恋に落ちたんだけど、
戦争が引き離してしまった。
そして数年後、
「ブイドイ」と呼ばれる、ベトナムとアメリカのハーフの、
戦争が産み落とした貧しい子供達を支援する団体の中に、
クリスの友人が居て、
キムとキムの子供を探しあてたのよ。
クリスはすでにアメリカで結婚していて、
それを知ったキムは、子供をクリスの元で育ててもらうためには、
自分が邪魔だと考えたのね。
自害するのよ。
その前に歌う曲が例の名曲、
な訳よ。
いつかクリスに会えると信じていたけれど、
クリスはもう、別の女性と結婚していて、
キムには何も無くなったのよね。
そう、命しか。
そして、その命をあげるから、
自分の子供は、アメリカという豊かで大きな国で、
幸せになってほしい。
そんな思いで、死んでいくんだけどね。
どどさん、「命をあげよう」は歌だけ聴いてたのね。
知ってたの。
でも、こんな流れで、ここで歌うって思ってなかったから、
イントロが流れた瞬間、嗚咽したのよ。
そこから、タオルに顔を埋めてしばらく再起不能になって、
そのままエンディングよ。
ああ、こんなに悲しいミュージカルを、
こんな年の瀬に見て、
こんな暗い気持ちを引きずったまま、
新年を迎えるのか?
って思ったら、ちょっと笑えてきたんだけどね。
それと同様に、いくら人気でも、
見たくないのが「レ・ミゼラブル」ね。
こちらもあまりに有名なお話だと思うので、
あらすじも省力しちゃうけど・・・
このミュージカルは、とにかく人が死にすぎ。
娘を人に託して死んでいったファンテーヌ
革命に散ったエポニーヌ
そして、神に召されたジャンバルジャン
どの人生も悲しい。
そにかく悲しい。
美しいメロディに彩られているけれど、
本当に悲しいお話で・・・・・
どうも、そういう悲しい物語がダメみたいです。
ヅカも大概悲しいお話多いのだけど、
そこはヅカマジックで、
悲しい芝居の後にショーみると、
元気になちゃうのよね。
一本もののお芝居の時も、
必ずフィナーレと言って、
ちょっとしたショーがついてるのが、
タカラヅカなのよね。
どんなに悲しくて、結ばれずに死んでしまっても、
フィナーレでは、
あの世で結ばれた設定が出てきて、
楽しく笑顔でデュエットダンスしている。
そんな、食後のデザートみたいなものが、
用意されていると、
気持ちが晴れやかになるってものですよ。
その点、サイゴンもレミゼも、
悲しいだけで終わってしまうのよねえ。
まあ、全くの個人的な感想でした。
悲しいといえば、
最近毎日テレビでやっている、
虐待のニュース。
胸の奥が重苦しくなって、
思考が止まるような感覚というか、
目の前が暗くなるような、
そんな悲しみに包まれてしまいます。
虐待されつづけて、
死んでしまった小さな子供達は、
それでも、親を愛しているんだろうな。
親の愛を信じているんだろうなと思うのよ。
子供はそうやって、親を信じるものだから、
大人も子供を信じてあげなくちゃダメだと思うな。
そして、結果として子供を失ってしまったお母さんは、
何が欲しかったのかな?
もしも欲しいものが、
安定した暮らしや、
家族の幸せとかだったのなら、
新しい彼氏が娘を虐待した瞬間に、
もう、それは完成しない夢なんだと思うのね。
男が欲しかったのか?
お金が欲しかったのか?
両方欲しかったのか?
理由はよくわかないけど、
とりあえず、お金は誰でも稼げるんだよ。
やる気さえあればね。
って事を、困ってる人に教えていけるような、
そんな仕事をしていきたいなと、
思いました。
お金がないから、離婚できない。
お金がないから、引っ越しできない。
お金がないから、子供を預けられない。
お金がないとできないことって沢山あるんだけど、
それって、お金があればだいたい解決するからね。
寝てても、遊んでいても、お金が入ってくるような、
そんなこの世のお金の仕組みを沢山勉強して、
みんなに伝えていきたいなと思います。

そろそろ着物着て出かけたい。
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