棄てたんでしょ?
え?拾ったんですよ。
棄てた人は別に居るんじゃないですか?
家族で「万引き家族」を観てきました。
以下ネタバレの嵐なので、
これから観る方で、ネタバレ嫌いな人は、
さようなら。
過去記事のオススメ記事はこれです。
よかったら、読んでくださいね。(笑)
さてと、「万引き家族」の感想です。
いびつなレンガを重ね合わせて作った家は、
隙間だらけだけど、
その隙間を、
それぞれの優しさや寂しさ、
そして「愛」で埋めて、
だけど、家の形はできてたのね。
全く血の繋がらない、
それぞれの細い縁で繋がった者たちが、
家庭を作ってるのよね。
各人の問題は山積みだけど、
なんだか、そこにいるだけで、
楽しいの。
すごくいい話だと思ったな。
帰る家がある人もいれば、
ない人も居て。
帰って行った家は、
綺麗なレンガが綺麗に積み重ねられていて、
なんの隙間もないけれど、
「家」の形はしてないんだよね。
監督は何を伝えたかったのかは、
知る由もないけれど、
どどさん的には、
「家族のあり方」について、
もう一度考える時間を貰えたと思う。
それは、どどさんが思う家族と同じだし、
一番大切にしたいところなんだよね。
最後は、全員、離れ離れになっちゃうけれど、
それぞれが、心の奥で繋がってるのよね。
そんなところもとても好きだなと思ったな。
結局大切なのは、
心のつながりなんだと思う。
物質的なつながりや、
形式的なつながりなんて、
まったく不必要だし、
なんの意味もないんだな。
という、確認ができたのよね。
これは、前回の結婚から、
どどさんが引きずっているテーマでもあるのよね。
「結婚」なんて、ただの形式なのよね。
どどさんにとっては、
「一番好きな人と、一緒に暮らす事」が、
最重要課題なのであって、
それは結婚とか入籍とかではないのよね。
なので、どどさんは、いつもダーリンとは、
結婚している感覚はないのね。
安らぎの場所というよりも、
常に刺激的な関係だと思ってるわ。
なんせ、ダーリンの心を理解できない事が多すぎて。
これは、裏を返せば、
もっと知りたい。
という事。
多分、この世の中で、
ダーリン研究の第一人者になれると思う。
それくらい、
ダーリンを知っていると思うけど、
もっと知りたい。
もっとたくさん知りたいのです。
冒頭に紹介した言葉は、
映画の中のセリフで出てくるんだけど、
すんごい、心に響きました。
どどさんも、ダーリンも、
棄てられたんだと思うのね。
でも、お互い拾い合ったんじゃないかと思うの。
どどさんはいびつなレンガしか持ってないし、
ダーリンもそうだと思う。
でもね、二人で考えて、
楽しくレンガを積み上げて、
自分たちの理想のお城になってきてると思うの。
たとえ、それが他人から見て、
掘っ建て小屋でも、
ぼろ家でも、
別にいいのよ。
だって、どどさんは幸せだもん。
そして、ダーリンもそう思ってくれていると良いなあって思う。
それには、まずはどどさんが超幸せになっていれば良いと思うのね。
だから、もっとシンプルに、
自分の好きなことを追求して、
自分の楽しい時間を増やしていきたいなと思う。
そんなことを感じた映画でしたね。
本を読んだ後に感じる「読後感」的な言葉で、
映画を見た後に感じる気持ちは何ていうのかしら?
とにかく、家族を大切にしたいということと、
人を愛することは、
どんなにかっこ悪くても、
すごくカッコイイ事だなと思いました。
お暇があれば、ぜひとも行ってみてください。
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地震があって、色々思うところがあり、
ブログのUPが遅れたけど、
結論として、
どどさんは、自分が大好きだし、
ダーリンが大好き。
それだけで良いなあって思いました。
え?娘さんは??
って思う人たくさんいると思うけど、
なんて言うか、
死んだ叔父の言葉を借りると、
「子供ってただの結果」
なんですよね。
自分とダーリンの愛しあった結果の一つに過ぎないのよね。
とはいえ、とても大好きなんだけど。
娘が小さい頃は、
「ママの宝物だよ」
って毎日言ってました。
娘は、
「私の宝物は、バクちゃん(ぬいぐるみ)」
って言ってましたけど。
昔から、会話センスの良い娘です(笑)
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