ヅカオタ人生は愛希れいかと共に

「愛希れいか」

月組トップ娘役を2012年から勤めている、

ジェンヌ界の天才である。

 

私が、ひょんな事からタカラヅカを観劇したのは、

月組トップスター 龍真咲さん(まさおちゃん)のお披露目公演、

「ロミオとジュリエット」が最初でした。

 

生まれて初めて宝塚大劇場に足を運んだ時は、

それはそれは浮世離れしていて、

ディズニーランドみたいな、

テーマパークだと感じたし、

女性ばかりの劇団に、

こんなに感動するとは思っていなかった。

 

というのは、初めて見る宝塚で、

宝塚大劇場の素晴らしさを堪能してしまったのです。

 

それまでは、帝国劇場を始めとする、

一応大手の劇場には足を運んだ事があり、

もともと、劇団四季が好きだった私としては、

ライオンキング専用劇場である、「春」劇場にも行った事があったし、

回転席があった横浜キャッツシアターにも行った。

 

しかし、宝塚大劇場の舞台機構は、

どこにも真似できない

圧倒的な設備と、技術が素晴らしいと感じたのです。

 

思えば大人になって初めて舞台を見たのは、

四季の「オペラ座の怪人」で、

あの作品も、プロローグのオークション会場から、

かつてのパリオペラ座への舞台転換に大変感銘を受けたのでした。

 

そう、私は舞台転換、そして舞台機構が大好きなのだ。

 

のちに調べたのだが、

日本国内で一番舞台機構が複雑かつ、

進化しているのは、宝塚大劇場だそうで、

確かに、せりの数も多く、

舞台背後から大階段を出すシステムとか、

他の劇場にはないことだと思うし、

とにかく、宝塚大劇場が素晴らしいのだ。

 

舞台機構だけではない、

どこの席に座っても、見切れない素晴らしさと、

音響の良さには驚きを隠せない。

 

すっかり劇場設備への愛を語ってしまったけど、

話を戻すと、

初めて見た「ロミオとジュリエット」の、

ジュリエット役は、

「愛希れいか」さん(ちゃぴ)でした。

 

そう、まさおちゃんの相手役だったちゃぴ。

研究科4年目にして、既にトップ娘役をしていたのです。

 

そんなヅカのシステムもよくわからず見ていた私のその時の感想は、

 

ロミジュリすごく良かった

宝塚大劇場、最高!

トップスターさん、輝いてて素晴らしい

二番手スターさん(現花組トップスターの明日海りおさん)綺麗だ

トップ娘役さん、いろいろ頑張れ!

 

と、まあこんな感じでした。

そりゃそーですよねえ。

入って4年目ですよ?

まだまだこれからですよねえ。

 

というわけで、

以来、一作ごとに進化していく、

ちゃぴをこの6年間見つめてきたのです。

 

まさおちゃんが一昨年退団し、

相手役がたまきち(珠城りょう)に変わっても、

ちゃぴは変わらず月組のトップ娘役として、

輝き続けた。

 

そして、娘役トップとしては快挙というべき、

バウホール主演公演を果たしたのだ。

 

「愛聖女(セントダムール)」

 

男役だったら、とっくに主演公演していたであろうちゃぴの、

初主演作品は、

圧倒的な技術力で、作品のアラを全て取り除き、

素晴らしい主演作品になっていたと思う。

 

なんせ、気分は親戚のおばちゃんである。

あまりに素敵で、

開始早々から感涙。

 

ストーリーテラー役でもあるじゅりちゃんの、

「私はこの夏を忘れない」

というセリフで既にウルウル。

 

ハツラツと、楽しそうに演じるちゃぴが、

すごく見ていて気持ちよかった。

 

作品は賛否両論あったけど、

私は好きだったな。

 

ちゃぴの同級生である、95期は、スター乱立の期で、

私は、この期のスターさんが大きな為、

各主演公演や、新人公演の主演の時には、

できる限り足を運んでいますけど、

もうね、ちゃぴがダントツで、圧倒的に上手い。

これから、95期男役がトップスターになってくる頃だと思うけど、

ちゃぴを抜けるだろうか?

そんな期待を持って、これからのヅカを見守りたい。

 

そして、ちゃぴは次回作「エリザベート」で退団が決まっている。

これで、私の夢が叶う時が来るかもしれない。

それは、OGが時々やる、

エリザベートガラコンサートで、

朝夏様トートの時に、ちゃぴのエリザでぜひ見たい。

2015年のタカラヅカスペシャルで、

ちゃぴと実際に組んで、エリアベートからの楽曲で、

「私が踊る時」を披露しているのだ。

 

その時の二人は、お世辞にも上手いとは言えなかったけど、

今なら、二人とも完璧に出来るはず。

 

とにかく、芝居の相性的に好みなのです。

 

そんな夢が叶うかもしれない。

ヅカを続けていたらなかなか願うことも無理な事ですから。

 

ちゃぴの退団は、

私のヅカオタ人生の節目になると思う。

 

おそらく、ちゃぴが居ないタカラヅカでも、

見続けるだろう。

でも、それは心のどこかで、

「第二のちゃぴ」を探す旅になるかもしれない。

 

既に、「第二の朝夏様」探しは開始されているけれど、

これが全く見つからないのですよ。

そのせいか、最近ヅカ愛が落ちてきている気がします。

(そんな事は気がつかれない位、やたら見てるよね?あなた)

 

ちゃぴちゃんを、退団まで見守りたいと思います。

 

満員御礼のバウホール公演、

見れてよかったです。

 

 

 

 

 

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