私は所謂、ポートフォリオワーカーである。
給料という形で報酬を得られる仕事を、
3つ掛け持ちしている。
どういう訳か、今、
3つ掛け持ちしている職場の全てて、
問題が勃発している。
それぞれ、問題の種類は違うのだけれど。
そのうちの一つは、一つ前のブログ記事に書いたこちら。
今日は、この話の続きである。
ちょっとした、ボタンの掛け違いの様な事で、
謹慎処分となった彼だが、
その後も依然として出社してこない。
よくよく話を聞いてみると、
問題はコーラとペプシなんかでは無いようだった。
もう少し根深い事が原因のようではあるのだけれど、
そのことについては、
ここでは言及できない。
所謂パワハラ事件としておこう。
私と波長の合わない上司によって、
彼が自宅待機を余儀なくされている状態の中、
一緒に働いている他のメンバーはどう思っているのか?
と、なんとなく様子をみて居たのだが、
これが、恐ろしく、無関心なのだ。
なんだ?この職場??
確かに忙しいし、
一喜一憂している暇はないのだけれど、
もう、どうでも良いのだろうか?
彼だけの問題というよりも、
職場全体の問題に感じ始めた私であった。
彼を謹慎に追い込んだ張本人も解ってきた。
張本人は、以前と全く変わりのない、
マイペースで仕事をしている。
張本人に同調した人達は、
以前よりも少し頑張っているみたいに見える。
一番、アクション起こしても良さそうな、
リーダーも少し頑張っているけれど、
彼だけの問題ではないはずなのに、
腐ったみかんの様に、
そっと取り出して、
あとは、傍観している様に見えてしまった。
私は、胸の奥に刺さった刺が、
なんとなく疼くような気がして、
いや、刺さったままの刺を、
抜こうとして、
更に奥深くに突き刺している様な、
そんな気分だった。
彼は私だ。
以前、この会社を退職した時の私。
私も周りの人達に、
こんな風に無視されて居たんだなと思った。
やはり、他人は自分が思っている以上に、
他人に対して無関心だなと思う。
かと言って、私が彼に何ができるのだろう?
「彼が、言いすぎたから仕方ない」
「彼にとっての普通は、張本人にとっては普通じゃない」
確かにその通りだと思う。
パワハラってそんな感じでしょうね。
しかし、そんな事は今まで何度も繰り返されてきたし、
彼だけ特別でもなく、
ありふれた事に思えるのだ。
同様の事が以前起こった時に、
上司は、
全て揉み消したのだけれど。
そのことについては、
なかった事にするのだろうか。
北の某国の様な、
暴君である上司の元、
知らぬ存ぜぬで、
過ごす事が、一番無難。
静かな集団リンチ
愛の反対は無関心なのです。
一人、一人の意識の中から、
彼は追い出されて行って、
やがて消えていく。
リーダーに
「張本人は今後、
全てにおいて、注意し難い人になったね。」
と、言うと、
リーダーも
「明らかに仕事が出来ないのを、
普通に注意しているだけでパワハラって言うなら、
言われた方はモラハラって言えば良いのかな?」
笑えないコントの様なネタが出来上がった。
結論としては、どっちもどっちなのだ。
上司が辞めさせたい人間が「彼」な以上、
こんな流れになっただけで、
彼が居ない穴を埋めるのは、
張本人ではなく、別の人と言うのが、
非常に納得いかない。
穴埋め出来る程のスキルもなければ、
やる気も無い。
そして、穴が空いている事にも気がつかず、
マイペースな張本人なのだから。
そんな事を考えて居たら、
私のモチベーションは行方不明になってしまった。
腐ったみかんと呼ばれ、
取り出されて、
忘れ去られた私は、
心の奥に刺さったトゲとして残って居た。
トゲは抜かずに、押し込んでおこう。
やがて、自分の一部になるだろう。
ゆっくりブレンドされていくのを、
今は待つしか無い。
過去の自分と向き合うのは、
何よりも根気が必要なのだから。
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